M&A仲介事業へ転身する理由

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2023年末にWEB広告代理事業の傍らでM&A仲介業を新規事業として開始いたしました。

昨年IRで関連会社が投資事業に本腰を入れる事を発表し、ダイレクトに買収先を確保できないかというところから私に白羽の矢が立ち、相談を持ち寄られた事が経緯です。

私自身はWEB広告代理事業に携わり、WEB業界の黎明期の頃から20年の間に沢山の新規会員登録の仕事を請け負って参りました。

クレジットカード、ローンや口座開設(銀行や証券)、そして情報サイトや通販の会員登録などアクイジション(新規会員登録)に関わる販促を長年携わって参りました。

国内人口の10%(延べ1,300万人)以上はコンバージョン(Webサイトにおける成果)に紐づけた実績があります。

一方で顧客の新規会員登録のプロモーションは年々にCPA(一人当たりの広告コスト)は上昇傾向にあり、何れは一人当たりの損益分岐ラインを超過する事で広告が停止し、その商材や企業の事業価値は終わりを迎えるという場面に多数遭遇して参りました。

そして、訪れるのは蘇生する為に企業や事業(サイト同士)のM&Aであり、ソフトウェアなどのインフラ費用、販管費や固定費を下げる為に複数の事業体が合併し、共通コストを下げて延命する場面も横目で見て参りました。

常々考えてきたのは、新規会員を獲得する為には広告だけが手段ではなく、早い場面においてM&Aも有用な手段ではないかとかなり長い間、自身の中で思い続けてきました。

例えば、競合に打ち勝つ為に広告効果を上げるための手段として、コスト優位性を維持する為の商品値下げやバーティカルな商品(ニッチ商品)ばかりを開発し、結果的に当該事業の規模が拡大せず、事業の生涯価値が下がっているケースもあると思います。

そして、今の時代はグローバルに物が簡単に調達できる時代であり、目を向けるべきは世界の競合と対等に戦える規模を早く実現する事だと考えます。

その為には①M&Aを従来のイメージより身近にする事、そして②早い段階でM&Aを実行するオプションを用意する、③サポートできる専門性の高い人材の育成こそが市場の潤滑油になると考えております。

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